ズンドコもち肌。
人生に無駄なものなんてないのだよ。

よしながふみの名作。

フラワー・オブ・ライフ

「俺、白血病でした!」

転校生の春太郎の爽やかで重い一言から始まる物語。
よしながふみの人間描写が素晴らしいです。人と人との距離感の描き方が上手すぎる。高校生特有のいろいろなことに不器用なところとか、大人ってのはバカ正直じゃなくてズルいところとか。
春太郎の転校先のクラスメイトたちはみんな裏がなくて、ドロドロネチネチしてなくて良い子ばかりでこんな高校だったら楽しいだろうけれど現実味がないかなぁ、と読み進めていくうちに思ったのですがそこは名手よしながふみ。エグいこともちゃんと描いてあります。
「働くってことがどんなに大変か、新しい職場に慣れるまでどんなに気を遣うか人に嫌味言われても笑って返すのがどんだけしんどい事か!!高校ん時だってあたしいつも周りから浮かないようにキリキリしててちっとも楽しくなんかなかった!!」―こんな風に、春太郎のお姉ちゃん抱えてるダークな部分がリアルじゃないですか?
名言を挙げたらキリがない。そして主人公たちもたくさんの人間と関わりながら成長していく。ラストの余韻も素晴らしいです。旦那さんはこの本を読んで「名作すぎる・・・!」とマジ泣きしてた。私は彼の姿に若干引いたが。
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